ミリオンセラーとなった書籍『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(角川文庫、通称:『ビリギャル』)のモデルとなった小林さやかさん(36)が、2024年5月12日に自身のX(旧Twitter)を更新し、離婚を報告しました。
小林さんは「離婚のご報告」と題したnoteのリンクを公開し、アメリカへの留学が終了したことを伝えるとともに、今年1月に夫と離婚したことを明かしました。
米国留学と夫との関係
小林さんは2020年のコロナ禍の中で結婚し、翌2021年春にコロンビア教育大学院への留学が決定しました。夫も仕事を辞めて彼女と共にニューヨークへ渡り、1年半の間、二人で生活を共にしました。
しかし、2022年夏に初めて喧嘩を経験し、それを機に将来について真剣に話し合うようになりました。
喧嘩自体は大したことではなかったものの、子どもや仕事、そして今後の生き方について多くの議論を重ねた結果、二人の価値観や人生観が少しずつ変わってきていることに気づきました。
カップルセラピーと別居の決断
仲の良かった二人ですが、すぐに離婚することはせず、カップルセラピーを開始しました。セラピーを続ける中で関係は改善しましたが、2023年11月に小林さんは夫に日本への一時帰国を提案しました。
小林さんはニューヨークに戻り、一人で生活することを選びました。彼女は夫に「ニューヨークにいる彼を見て、やっぱり彼には住み慣れた環境とコミュニティの中で、彼の能力を活かした仕事をまたしてほしい」と感じたことを伝えました。
離婚の最終決定
その提案を受け入れた夫は、1月から5月までアメリカと日本で別々に生活することになりました。
結局、二人は別居を経て、2024年1月に正式に離婚しました。小林さんは「お互いに強要もしたくないし、チームを解消して別々に生きていったらいい」と静かに決意しました。
離婚後の新たな展望
小林さんはnoteで「やっぱり離婚は勇気のいることだ」と述べ、「お互いに残りの人生を一緒に生きる覚悟で結婚したが、価値観のずれから自然と別れを選んだ」と語りました。
また、元パートナーに対して感謝と幸せを願う気持ちを表明し、大学院卒業後もニューヨークに残り、新たな挑戦を続ける意向を示しました。
小林さやかのプロフィール
小林 さやか(こばやし さやか、1988年3月15日 )は日本の大学院生。坪田信貴著のノンフィクション『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(通称:ビリギャル)で題材・主人公とされた日本の女性である。愛知県名古屋市出身。
愛知県の中高一貫校に在学中の高校2年の夏、母の勧めで学習塾の面談へ赴いて坪田信貴と出会い、慶應義塾大学に現役合格を志す。坪田の懇切丁寧な指導で猛勉強に励んで1年半で偏差値が40上昇した結果、第一志望の慶應義塾大学文学部と上智大学には不合格だったものの、慶應義塾大学総合政策学部・関西学院大学・明治大学への現役合格を果たした。小林が現役合格に至る道程を坪田信貴が描いた『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』が話題となり、2015年5月に土井裕泰監督、有村架純主演で『映画 ビリギャル』が公開された。
大学卒業後は、約3年間冠婚葬祭会社でウェディングプランナーとして勤めた。その後、荒井優とFacebookで知り合ったのをきっかけに、北海道札幌市の札幌新陽高等学校にインターンとして勤務[2]。
2019年3月、初の著書『キラッキラの君になるために ビリギャル真実の物語』(マガジンハウス)を出版。全国で学生や保護者を対象に講演を重ねる。
2021年3月、聖心女子大学大学院文学研究科人間科学専攻教育研究領域博士前期課程修了。
2022年3月、コロンビア大学教育大学院(英語版)とカリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA) 大学院教育情報学研究科(英語版)に合格し、前者に進学することを発表した。
私生活では26歳の時にバイト先の居酒屋の店長と結婚したが2018年に離婚。2020年にエンジニアの男性と再婚するも2024年1月に離婚している。