フリーターの多くは「やりたいことがありません」という悩みを抱えていますが、そもそも論、「やりたいこと」というのは努力して見つけるものではありません。
たとえばですが、やりたいことがない人に好きなことを聞いてみる「アニメが好き」「絵を書くのが好き」「動画を見るのが好き」といったように必ず個々で好きなことが出てきます。
そして、少しでも好きなことがあればその内容を仕事にするのもひとつの方法です。
しかし、中には「何が好きか分からない」といった人もいると思いますので、本記事では「やりたいことがない」と悩んでいる方に向けて「やりたい仕事を見つける3つの手順」を紹介しています。
フリーターがやりたい仕事を見つける方法

フリーターがやりたい仕事を見つける方法は下記のステップを踏めばOKです。
- やりたくないことを明確にする
- 要件に当てはまる業種をチェック
- 具体的な内容を知り体験する
なんとなく求人を眺めたりするより、まず「自分の適性」を知ることが大事になります。
適性が分かれば業種が絞られるので、その中から気になる仕事をピックアップし具体的な内容を調べていけばOKです。
順に解説していきますので「やりたいことを見つけたい!」という人はチェックしてください。
①:やりたくないことを明確にする
「やりたいこと」というのは=少しでも興味が出る分野になりますので、ここを知るために自分の向いている分野を明確にしてみましょう。
やりたくないことを書き出してみよう
- 営業はしたくない
- 車の運転はしたくない
- 販売はしたくない
- 体力が必要な業種はNG
上記のように、やりたくないことを除外し残った業種は興味が出る分野になる可能性がありますのでリストアップし要件に当てはまる業種をチェックしていきましょう。
②:要件に当てはまる業種をチェック
やりたくないことが明確になったあとは、求人サイトを使ってリストアップしていきます。
ここでリストアップされる業種はあなたのやりたくない条件を満たしたものになりますので=あなたに合った業種の可能性が高くなります。
とはいえ「自分に適しているのか分からない」「やりたいことではないかな……」と感じることもあると思いますが、安心してOKです。
やりたいことかどうかは次項の方法で明確になります。
なお、求人サイトやネットを使って手探りで探すのもいいですが、効率が悪いので転職エージェントの利用をおすすめします。転職エージェントならやりたくない内容を考慮しあなたに適した業種を紹介してくれます。
③:具体的な内容を知り体験する
リストアップした業種を具体的に知り体験することでやりたいことになり得るかの分岐になります。
- リストアップした業種の内容をひとつずつチェック
- 気になった分野で体験できることがあれば実体験する
- 体験できない業種は徹底的にリサーチする
上記の方法であなたに適しているのかチェックしていきます。
まず、リストアップされた業種をネットで「IT分野とは」「コンサル業とは」といったキーワードでこれまで興味がなかった分野でもしっかり調べてください。
※「〇〇とは」というキーワードで検索すれば基本的にその分野の概要が表示されます。
そして、概要を知り体験できる内容であれば実際に体験してみましょう。
たとえばですが、今回例に出している「やりたくないこと」で業種を絞るとIT業界などが当てはまりますので、IT業界を調べる例で解説します。
まず調べていくと「IT業界で働くために必要なスキル」というのが見えてきますので、体験できることがあれば実際に体験してみてください。
ここが重要でして、IT業界なら、「プログラミング・Webデザイン」などは無料体験することができるのですが、体験しても「微妙」と思った場合は、本当に興味が出ない分野と判断できます。
体験できない業種は徹底的にリサーチ
体験できない業種は徹底的にリサーチしてみましょう。
リサーチすればより幅広い分野を知るキッカケになります。
たとえば不動産業を例に出すと、「不動産には宅地建物取引士」という資格があることに気がつくと思うのですが、ここからさらにリサーチすることが重要になります。
徹底的にリサーチすると、宅地建物取引士は不動産業がメインの資格なのですが、実は下記のような分野でも活躍できることを知れます。
-
不動産業
- 建築業界
- 金融業界
徹底的にリサーチすることで、「こんな業種にも行けるのか」と気がつくキッカケになり、興味が出てやりたいことになる可能性があります。
あとはリストアップされた業種を順番にチェックすればやりたいことが見つかります。
なんとなくはNG!しっかりと調べてみよう

不動産業で触れているように、「宅地建物取引士=不動産屋」というイメージを持っている人が大半ですが、実際は建築業や金融業で働くことができるように、どんな分野においても「なんとなくのイメージで決める」というのはおすすめできません。
勝手なイメージは才能を潰す
友人などに「なんかいい仕事ない?」と聞いた際に「〇〇とかいんじゃない?」と助言されても「え〜その仕事無理」で終わってる人も多いのではないでしょか?
これはマジでNGな行動で、調べてみれば興味が出る可能性もあり、もしかするとその分野であなたの才能が発揮される可能性すらあります。
今回取り上げているIT業界を例に出しても「IT業界=プログラマー」と思い浮かべる人が多いと思いますが、実際は下記のように分類されます。
- インターネット業界・Web業界
- 情報処理サービス業界
- ソフトウェア業界←プログラマーはここ
- ハードウェア業界
IT業界は大きく分けて上記に分類され、プログラマーは「ソフトウェア業界」に属します。
そして、ソフトウェア業界でもプログラマーだけではなく、「システムエンジニア(SE)・ネットワークエンジニア・ITコンサルタント」などの職種も存在しています。
つまり、「IT業界=プログラマー」という勝手なイメージを持つと、本当は興味が出て才能が発揮される職種があるにも関わらず、「プログラマーに興味ない」の一言で片付けてしまっている状態です。
どの分野でもあなたの知らない職種はたくさんあり、多くの情報を手に入れることでやりたいことが見つかる可能性が大幅にアップしますのでしっかり調べてみてください。
行動することがやりたいことを見つける第一歩
「やりたい仕事がない」という人の大半は、ふと頭の中で「やりたいことないな〜」ぐらいの人が多いと思います。
当たり前ですが、これではやりたいことは見つかりません。
「やりたい仕事に就いている人」というのは、しっかりと行動し模索した結果やりたいことを見つけていますので、「体験する」「徹底的にリサーチする」は意識してください。
余談ですが、世の中でやりたいことを見つけれている人はさまざまなことに挑戦し、実体験して始めてできるできないを判断しています。
つまり、何事もやってみないと分からないので一つでも多くの物事に触れることは重要です。
やりたいことがあると人生が充実する

今現在、フリーターで「やりたことがない」という人は、決められた仕事をこなし代わり映えしない日々を送っている人が多いと思います。
しかし、これからの行動次第では今の「つまらない人生」を一気に変えることができ、充実した人生を送ることもできます。
フリーターの今が重要な分岐点
フリーターは良くも悪くも自由な時間が多いのでさまざまなことに挑戦できるチャンスでもあります。
そして、今からの行動が将来の生活に大きな影響を与えることは間違いなく、何もしなければ今のままですが、行動すると将来得られるリターンが大きくなります。
また、動き出すとあなたが思っている以上に体は動いてくれるので今日からでも行動開始してみましょう。
まとめ:今からの行動で未来が決まる

今回、フリーター向けにやりたい仕事の見つけ方を紹介してきましたが、実際はやりたい仕事に就いている人は少ない傾向にあります。
しかし、「やりたくもない仕事に就いている人」「興味が少なからずある仕事に就いている人」では充実度がまったく違います。
今の仕事をこの先続けることを想像してみてください。
ほとんどの人は「考えたくないぐらいお先真っ暗」と思っているはずです。
とはいえ、行動すれば未来はいくらでも変えることができるので「やりたい仕事がない」という人は、本記事で取り上げていることを実践してみてください。