アルバイトやパートをしている人の多くが「半年で辞めるのは早いのかな?」と悩み、辞めたいと言えず続けたくもない職場に毎日通っている人も多いと思います。
そこで、本記事では「半年で辞めるのは早いのか?」「職場の人はどう思うのか?」といった内容を紹介していますので「半年で辞めることに抵抗がある」という人は参考にしてみてください。
フリーターがバイトを半年で辞めるのは早いのか?

アルバイトをしている多くの人は「半年ぐらいで辞めるのは早いかな?」と思った瞬間はあると思います。
結論として、半年で辞めるのは全体で見ると少し早い傾向にあります。
アルバイトの平均的な勤続期間

上記は株式会社リクルートによるアルバイト・パートの平均的な勤続期間のアンケート調査の数値なのですが、半年以内で辞める人は全体の17%で、60%の人は半年以上は続いていることになります。
※1日〜数日で辞める人が多いのは単発バイトなどの短期バイトが含まれているからです。
1年未満でアルバイト・パートを辞めた理由
一年以内にアルバイトやパートを辞める人の理由は下記になります。
- 人間関係に悩んだ:22%
- 他にやりたい仕事ができた:22%
- 学業の都合:18%
- 給与が低い:16%
- 元から期間が決まっていた:16%
- 仕事内容が合わない:15%
- 家族の都合:8%
- 待遇の問題:5%
- 会社に安定性がない:2%
- その他:15%
上記は「エン・ジャパンによるアルバイトの継続期間調査」のデータなのですが、1年未満で辞める人の理由として業務的な問題よりも人間関係が原因で辞める人が大多数になり、同率で「他にやりたい仕事ができた」になります。
「仕事内容はいいけど人間関係が合わない」という理由から辞めた経験がある人も多いのではないでしょうか?
1年以上アルバイトやパートが続いた理由
今度は1年以上アルバイトやパートが続いた人の理由を見ていきましょう。
- 職場の人間関係がいいから:39%
- 勤務地がいいから:33%
- シフトの融通が利きやすかった:32%
- 好きな仕事だから:32%
- 楽しいから:31%
- やりがいを感じてる:29%
- 給与が高い:21%
- 会社に安定性がある:16%
- 待遇が良かった:11%
- その他:5%
こちらも「エン・ジャパンによるアルバイトの継続期間調査」のデータになり、続いた理由のトップは「人間関係がいいから続いた」になります。
やはり、仕事内容よりも人間関係がアルバイトやパートを長く続けるためには重要なポイントになることが分かります。
【雇う側の本音】半年以内に辞めるこを気にしていない

たぶんですが、「短い期間しか働いていないから辞めると言いにくい……」と思っている人もいると思います。
ここに関してぶっちゃけ雇う側としては「そこまで気にしていない」と思っている人が大多数で、正社員とは違いアルバイトやパートが半年以内で辞めても会社的に大きな損失にはなりません。
これまで半年以内に辞めた人はたくさんいる
これが答えですが、半年以内に辞める人なんてたくさんおり、一人ひとりに対して本気で向き合っていたらきりがありません。
そのため、あなたが半年以内に辞めたとしても「新しく募集しよう」で片付く問題です。
もちろん、嫌味を言ってくる人は世の中にいますが、逆を言えば本性を知れる機会でもあるので、「辞めて良かった」と思うことでしょう。
1年近く働いた人が辞めるほうがキツイ
「辞めようかな……」と思いつつ1年近く働いた人が辞める方が職場にとって損害が大きいです。
1年近く働いた人が辞める方が損害が大きい理由
- 仕事もそこそこ覚えている
- 新しく入った人に教えれる
- シフトも柔軟に対応できる
上記のように、1年近くも働けば結構な戦力になっている人も多いので、せっかく育った人に辞められる方が職場にとって損になります。
要するに、半年ぐらいの人材はまだまだ即戦力とは言えない人が多いので、辞められてもそこまでのダメージがないということです。
アルバイトやパートを半年で辞めるときの理由

面接では「長期で働きたいです」と言って雇ってもらったので、「辞めたいけど言えない」と悩んでいる人は多く「なんで辞めるの?」と聞かれたときの対処に困っている人も多いと思います。
そういった方は「相手が納得できる内容」を辞める言い訳にすれば、半年しか働いていないくても印象を悪くすることなく辞めることができます。
納得できる内容を辞める理由にすればOK
誰が聞いても納得できる内容を辞める理由にすればあなたの印象を下げることなく、「それなら仕方ね」とすんなり退職ができます。
下記を参考にしてみてください。
印象のいい辞める言い訳4選
- 就活を始める(就職が決まった)
- 遠くに引っ越すので通うのが難しい
- 受験を控えているので勉強に集中したい
- 体調を崩してしまい働くのが難しい
上記はどれをとっても「働き続けてほしい!」とはなかなか言えない内容で、無理に働かせてしまうと責任問題になり得る内容でもあります。
- 就活を始める(就職が決まった)→アルバイトやパートの人が就活や就職が決まって辞めるのは当たり前
- 遠くに引っ越すので通うのが難しい→遠くから無理に通うことで寝不足になり事故などに繋がる恐れや、遅刻や欠勤が出る可能性がある
- 受験を控えているので勉強に集中したい→無理に働かせて「受験に落ちた」と言われると責任問題になる
- 体調を崩してしまい働くのが難しい→仕事中に倒れたりすると責任問題になる
上記のように、真実がどうあれ「その内容なら仕方ないね」と言わざるを得ない内容ですので、「辞める言い訳がほしいな……」と思っている人は参考にしてください。
ただし、質問されても応えれるよう準備は怠らないようにしておきましょう。
繰り返し辞める人は他人と働くことが向かない可能性あり

人生で2〜3回は「アルバイトやパートを半年で辞めた経験がある」という人は結構います。
しかし、毎回のように半年以内で辞める人は仕事内容や人間関係に関わらず、他人と働くことに向いていない可能性があるかもしれません。
他人と働くことに向いていない人の特徴
- 仕事内容は別に嫌いではない
- 人間関係に特別悩んでいるわけではない
- 給料などの待遇に問題はない
上記の内容に当てはまる人で、半年以内に「辞める→新しい職場に行く→辞める→新しい職場に行く」を繰り返している人は、そもそも他人と一緒に働く環境が向いていない可能性があります。
つまり、組織に属して働くことに抵抗があるということです。
組織で働くことに抵抗がある人は勤める以外の選択を持つべき
昨今は働きに出なくてもフリーランスとしてお金を稼げる時代なので、「働きに出ても続かない」という人は選択肢の一つとして考えを持っておくことをおすすめします。
というのも、アルバイトやパートで「辞めたい」と思った内容の数十倍は負担に感じることが正社員で働くと出てきますので、半年以内で辞めることを繰り返している人は就職しても続かない可能性が大になります。
もちろん、就職したら長く続くかもしれませんので、「選択肢の一つとしてフリーランスという生き方がある」ということも覚えておいてください。
今の時代はさまざま生き方がありますので»【3つのルートあり】フリーター向けに今後の生き方を解説もチェックしてみてください。
まとめ:半年で辞めるのもOKとはいえ将来のことは考えよう

今回はアルバイトやパートを半年で辞めてしまうフリーターについて解説してきました。
繰り返しですが、半年以内に辞めることで雇う側に大きな損失が出ることはほぼありませんので「辞めることに抵抗がある」という人は気にしなくてOKです。
辞める言い訳が見つからない人は本記事の内容を参考にしてください。
ただし、半年以内に辞めることを繰り返していると、本気で働きたい職場が見つかったとき「職歴」が原因で受からない可能性があることは覚えておいてください。
また、仕事が続かない人はそもそも他人と働くことに向かない可能性があるのでフリーランスなどの他人と共存しない働き方も視野に入れてみてください。