フリーターの多くは同窓会のお誘いが億劫に感じることがあり、「フリーターだから恥ずかしくて行けない」という人は多いです。
しかし、同窓会に参加することで得られるメリットもあり「行って良かった」と思うフリーターも多く、考え方や世界が変わったと言う意見もあります。
そこで、本記事では同窓会に参加するフリーターが直面するつらいこと4選から、実はメリットもあることを実体験を交えながら解説していきたいと思います。
フリーターが同窓会に行くとつらい

同窓会に参加するフリーターの多くは下記の出来事に直面すると「つらい」と感じます。
同窓会に参加するフリーターが感じるつらいこと
- 正社員で働く人の話題についていけない
- 出世や将来性についての話題に入れない
- 結婚や出産についての話題に入れない
- 名刺交換に参加できない
上記のように、フリーターでは分からない話題で盛り上がった瞬間「つらい」と感じ、「こんな思いをするなら今後は参加しないでいいや」となります。
①:正社員で働く人の話題についていけない
社会人にもなると学生の頃とは違い、会話の中心は仕事の話題になります。
話題の中心は仕事に関することばかり
- どんな業務を担当しているのか
- 取引している会社の概要
- 月給やボーナスの話題
- 出世したらどうなるか
- 課長や部長といった役職者の話題
上記のように、フリーターでは経験したことがない話題で盛り上がるので会話には入れないことがあります。
また、「みんな最前線で頑張っているんだな……」と自分が情けなく感じる瞬間でもあります。
②:出世や将来性についていの話題に入れない
22〜26歳ぐらいまでの話題は現状についての話題で盛り上がります。
しかし、26歳を過ぎた頃からちらほら出てくるのが「出世を狙う」「転職して上を目指す」「独立を考えている」「育児休暇に入る」というような話題に切り替わります。
また、男性陣は20代後半から30歳ぐらいまでに一生を決める人が多くなりこれまで社会に出て経験したことを総合して、出世、転職、独立を真剣に考える「最終スタート」と言われる時期に差しかかります。
同窓会はある意味、「異業種交流」でもあるので、ここで情報をキャッチし自分の将来設計を確立する行動に出る人が増えます。
こういった場面でも、フリーターは話題に入れないどころか話している内容もさっぱり分からないので、26歳を過ぎてフリーターをしている人の多くはこの時期に同窓会に参加しなくなります。
③:結婚や出産についていの話題に入れない
学生の頃は「恋愛」についての話題が多いですが、25歳を過ぎた頃から結婚についての話題に切り替わります。
正社員はフリーターと違い、安定性があり将来性もあるので25歳頃に交際する異性とは結婚を考えるようになります。
結婚について考えるということは、将来的に出産も考え「マイホームはどうするか」「生命保険はどうするか」「結婚式の日取りはいつ?」といったように、家族としての話題が多くなる時期でもあります。
フリーターは恋愛対象になりにくいことから「そもそも恋人すらいない」という人が多いので、ここでも話題に入れないことが多いです。
④:名刺交換に参加できない
これまでの内容だけでも、同窓会に参加するフリーターは惨めな思いをする場面が多いですが、一番最悪なのは「名刺交換しよ」だと思います。
大学を卒業したばかりの同窓会では名刺交換ができなくても「就職先が決まったら名刺交換しようよ♪」ぐらいのノリで済みます。
しかし、25歳を超えたあたりから名刺交換ができない人がいると「え、まだ就職してないの?」と結構ガチ目なトーンに切り替わります。
女性なら「今の彼氏と結婚するから会社を辞めて家事をしている」という言い訳ができますが、男性はそうはいきません。やはり、「年齢=〇〇」というように、「いい年して定職に就いていない」というのは好印象になりにくいです。
同窓会に行くとメリットもある

これまでの解説を見ると「自分はフリーターだから同窓会に参加するのは控えよう」と考える人は多いと思います。
しかし、フリーターだからこそ同窓会に参加することで得られるメリットもあります。
同窓会に参加することで今の現状を変えようと思う
フリーターをしている多くの人は「いつかは正社員にならなといけない」という気持ちはあると思います。
しかし、なかなか行動に移せないことや、アルバイトに行くと同じ境遇の人同士で固まっているので変な安心感から「現状のままで大丈夫」と感じる人は多いと思いますが、こういったときこそ同窓会に参加することで自分を見つめ直すチャンスでもあります。
同窓会に参加すると考え方が変わる
- 同期が頑張っている姿を見て現状を変えようと思う
- フリーターに対する世間の見方を知るキッカケにもなる
- 自分の知らない情報を知ることでやりたい仕事がみつかる
- フリーターから正社員になった人のリアルな意見を聞ける
上記のように、考え方を変えるチャンスでもあここが行動力につながることは大いにあります。
普段接しない人との交流はいい刺激になる
やはり、アルバイト同士で固まってしまうと新しい情報が入ってこないことや「周りもフリーターだから自分も大丈夫」という思考停止状態に陥りがちです。
しかし、同窓会とはいえ接する人が変わり「最前線で頑張っている人の姿」というのは思考停止している人にはとてもいい刺激になります。
同窓会に行くことで普段の生活では知りもしない情報が入っていることは間違いありませんので、できることなら参加することをおすすめします。
正社員で同窓会に参加すると接し方が変わる

これまでフリーターのまま同窓会に参加していた人が正社員になりみんなと同じ状態になると接し方に変化が現れます。
正社員になって同窓会に参加すると接し方が変わる
- ビジネスの会話ができるようになる
- 恋愛に発展する可能性がある
- 人脈が広がり生活が豊かになる
上記のように、フリーターのままではできないことができるようになります。
このあたり、実体験も含めて「正社員になって参加した同窓会での変化」を紹介します。
①:ビジネスの会話ができるようになる
僕自身、フリーター歴が7年ありましが、不動産業に就職し同窓会に参加したときの実話です。
久しぶりに会った同級生から「土地を持て余しているから処理してほしい」「独立するからオフィスを用意してほしい」など、不動産に関することを頼まれるようになります。
また、頼まれた要件を迅速に処理することで「マイホームを買うときお願いするね」と、次につなげることもでき同級生が勤めている会社のスタッフを紹介してくれたこともあります。
つまり、先述触れているように、同窓会はある意味「異業種交流」でもあるので、自分では処理できない事柄を頼めるチャンスでもあり自身の実績を伸ばすチャンスでもあります。
②:恋愛に発展する可能性あり
同窓会は出会いの場でもありますが、学生の頃とは違い大人になると恋愛対象になる条件として「職業」は重要なポイントになります。
特に男性の職業は重要で、見た目が良くてもフリーターというだけで恋愛対象になりにくくなります。
しかし、正社員として働き前述のように頼まれごとの処理をしている姿や、学生の頃とは違い最前線で働いている姿というのは魅力的に見え同窓会がキッカケで交際が始まることは多々あります。
大人になってからの恋愛は「好き」という感情だけではなく、安定性や将来性は必須になるので不安定で将来性もあまりないフリーターでは恋愛対象になりにくいということです。
③:人脈が広がり生活が豊かになる
正社員になり同窓会に参加することであなたの生活が変わることがあります。
たとえばですが、同窓会に参加している同級生との会話で「副業で事業を始めた」といった人がおり、その事業に参加することや、「自分でも始めれるかも」というように、新しい情報をキャッチすることができます。
また、恋愛面でも正社員で同窓会に参加することで「合コンや紹介」を受けやすくなるので異性との交流が増え、恋人や結婚相手を見つけるチャンスを増やすことができます。
どうしてもフリーターだと限定的な付き合いしかできない人が多く、情報不足になりがちですが、正社員となれば人との交流が増えるので今までにはない情報を知る機会が増えます。
もちろん、ただ聞くだけでは意味ないですが、有益な情報をキャッチしやすくなるのは間違いなく、生きる糧になることは十分にあり得ます。
まとめ:なんにせよフリーターはよくない

今回は同窓会に参加するフリーターについてでしたが、どちらにせよフリーターのまま生活することはおすすめできません。
安定性がないことや将来性がないなど、フリーターでいることはメリットよりデメリットのほうが大きすぎなので「フリーターでいることに少しでも不安がある」という人は早急に就職することを検討してほしいと思います。
本記事でも取り上げているように、フリーターと正社員では人からの見られ方や接し方が違うのはもちろんですが、人生の幸福度がまったく違いますので、人生を少しでも有意義にしたい人は今からでも行動してみてください。