【10代〜20代が標的】闇バイトの種類から危険性を詳しく解説

【10代〜20代が標的】闇バイトの種類から危険性を詳しく解説
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闇バイトとは、非合法な活動や違法な行為に関与するために行われる仕事のことを指します。これらの求人は、SNSやインターネットの掲示板などを通じて、短時間で高収入が得られるなどといった甘い言葉で募集されることがあります。


闇バイトに応募してしまうと、非常に危険な状況に巻き込まれる可能性があり、背後には犯罪組織が関与しており、応募者は実行犯として利用され、犯罪行為に加担することになります。


また、闇バイトは、法律や倫理に反する活動に関わることになるので、関与することで法的な責任を負うことになり、逮捕や刑事訴追の対象になる可能性もあります。

闇バイトの種類

闇バイトには以下の種類があります。

  • 追い出し屋
  • 受け子・出し子
  • 口座の名義貸しや売買
  • 特殊詐欺
  • 覚醒剤の運び屋
  • 強盗
  • ヤクザの車を見張る


追い出し屋

追い出し屋とは、主に賃貸物件に多い闇バイトで、家賃滞納者に対し、暴力や威圧などの手段を用いて追い出し排除する行為を行う集団です。


追い出し屋は暴力的な手段を用いるため、その活動は非合法であり、社会的な問題や法的な問題を引き起こします。


また、暴力団や犯罪組織と関連していることが多く、闇社会の一部とみなされます。


家賃を払わなければいけないのは当たり前のことなんですが、理矢理追い出す行為は日本の法律では認められません。


あくまで正式な手順に沿って行わないと、逆に追い出し屋や家主さんのほうが訴えられてしまう可能性があります。

受け子・出し子

受け子(うけこ)と出し子(だしこ)は、特殊詐欺で利用する用語で、特定の犯罪行為において役割を果たす人々を指します。


具体的には、「オレオレ詐欺」「預貯金詐欺」「キャッシュカード詐欺盗」などの方法により、被害者からキャッシュカードを騙し取る人を受け子と言います。


そして、被害者から送金された被害金を引き出す役割の人を出し子と言います。


闇バイトに応募して特殊詐欺に加担すると、たとえ主犯でなくても詐欺罪に問われます。


ちなみに、詐欺罪の刑事裁判で有罪になれば、実刑か執行猶予のどちらかしかなく、有罪が確定すると前科がつきます。


ちなみに、ハッシュタグに「#UD」というものがあり、これが受け子・出し子を意味しています。

口座の名義貸しや売買

口座の名義貸しや売買は、「10万円あげるから、使っていない口座の通帳やキャッシュカードを貸してほしい」「自分の代わりに銀行口座を開設してほしい」というものです。


口座は振り込め詐欺などその他の犯罪に利用される可能性があり、犯罪を助長させ自分自身が大きな犯罪に加担することになりかねません。


また、これらの口座が犯罪に利用された場合、貸し出していない他の口座も全て凍結されたり、今後新たに口座開設ができない可能性もあります。


「口座を貸すだけで10万とかおいしい」ということから、手軽な感覚で手を出す若い人が多いですが、犯罪なので絶対にNGです。

特殊詐欺

特殊詐欺は以下のような種類があり、闇バイトでも多くの募集が出ています。

  • オレオレ詐欺:親族等を名乗り、「鞄を置き忘れた。小切手が入っていた。お金が必要だ」などと言って、現金をだまし取る(脅し取る)手口。
  • 預貯金詐欺:銀行協会職員等を名乗り、「あなたの口座が犯罪に利用されています。キャッシュカードの交換手続きが必要です」と言ったり、役所の職員等を名乗り、「医療費などの過払い金があります。こちらで手続きをするのでカードを取りに行きます」などと言って、暗証番号を聞き出しキャッシュカード等をだまし取る(脅し取る)手口。
  • 架空請求詐欺:有料サイトや消費料金等について、「未払いの料金があります。今日中に払わなければ裁判になります」などとメールやハガキ(封書)で知らせ、金銭等をだまし取る(脅し取る)手口。
  • 還付金詐欺:医療費、税金、保険料等について、「還付金があるので手続きしてください」などと言って、被害者にATMを操作させ、被害者の口座から犯人の口座に送金させる手口。
  • 融資保証詐欺:実際には融資しないのに、簡単に融資が受けられると信じ込ませ、融資を申し込んできた人に対し、「保証金が必要です」などと言って金銭等をだまし取る(脅し取る)手口。
  • 金融商品詐欺:価値が全くない未公開株や高価な物品等について嘘の情報を教えて、購入すればもうかると信じ込ませ、その購入代金として金銭等をだまし取る(脅し取る)手口。
  • ギャンブル詐欺:「パチンコ打ち子募集」等と雑誌に掲載したり、メールを送りつけ、会員登録等を申し込んできた人に、登録料や情報料として支払わせて金銭等をだまし取る(脅し取る)手口。
  • 交際あっせん詐欺:「女性紹介」等と雑誌に掲載したり、メールを送りつけ、女性の紹介を申し込んできた人に、会員登録料金や保証金として金銭等をだまし取る(脅し取る)手口。

もしも「高収入のバイトがあるからやらない?」と誘われた際に、これらの項目に当てはまると特殊詐欺になりますので、手を出さないようにしてください。

覚醒剤の運び屋

覚醒剤の運び屋は、覚醒剤を製造地や供給元から販売地や組織内の拠点へ運搬する役割を担います。


彼らは覚醒剤を隠蔽し、密輸や違法な手段を用いて移動させることがあり、運び屋はその指示に従って覚醒剤の運搬を行います。


問題なのが、覚醒剤の運び屋バイトは「中身を知らなかった」「封筒を渡されて指定された場所や人に渡しただけ」と、知らないうちに覚醒剤を運んでいたパターンが非常に多く、犯罪の片棒をかついでいる認識がないことです。


また、「封筒を運ぶだけで5万」とおいしいバイトでもあるので、お金に困っている人が狙われやすい闇バイトです。

強盗

これはシンプルです。
指定された家やお店に侵入して、金品を強奪する闇バイトです。


もはや犯罪の認識があって行う行為になるので「ただバイトしただけです」は通用しません。


また、「本当にそんな露骨な闇バイトがあるのか?」と思うかも知れませんが、普通にあります。


それこそ、今話題の「東京・銀座の高級時計店に仮面姿の男らが押し入った強盗事件」がこれです。

ヤクザの車を見張る

これは今の時代あまりないかもですが、ヤクザの車を見張る闇バイトも存在します。


車を見張るだけなので簡単に思えるかもですが、非常に困難な条件があり「誰が来ても車を守れ」と指示されます。


たとえば、警察や敵対組織がいい例で、どんな状況に陥っても車を守らないといけないのでかなり危険なバイトです。

そもそも闇バイトを募集する理由

闇バイトを募集する理由はシンプルに、法的責任から逃れるためです。

バイトに参加した人に責任転嫁できる

非合法な活動に関与する場合、闇バイトを募集する側は実際の犯罪行為を行うのではなく、他人にそれを依頼します。


このようにすることで、自らが直接的な行為に関与せず、法的な責任を回避することを狙っています。


つまり、闇バイトの応募者に法的な責任を負わせることで、自らのリスクを軽減しようとするわけです。

闇バイトを募集すれば匿名性を確保できる

闇バイトを募集する側は、匿名性を確保するためにオンライン上の掲示板やSNSなどを利用します。


これにより、自身の正体や個人情報を隠すことができ、特定されるリスクを低減することができます。

実刑から逃れることができる

確実に執行猶予がつくような軽微な犯罪であれば、犯罪の首謀者たちの仲間内でやるはずです。


しかし、高額なバイト料として、それなりの対価を払いつつも、人を集めるという手間とリスクを背負ってまで共犯者を募っているのは、警察に逮捕されるリスクや逮捕されたあとの代償が大きいからです。


つまり、逮捕されると実刑になるのが分かっているので、高額なバイト料を払ってでも、人を集め自分が逃れるルートを確保します。

闇バイトが募集されている場所

闇バイトの募集は、匿名性の高いインターネット上で行われることがあり、違法な活動に関与する人々は、オンライン上で募集を行い、興味を持った個人に連絡を取り合います。


また、昨今だとSNSを利用して闇バイトの募集を行います。

SNSは闇バイトを募集しやすい

SNSは闇バイトを募集しやすいプラットフォームです。


理由は「若い人が多い」「お金に困っている発信がある」などのように、闇バイトに誘いやすい人をターゲットにでます。


また、ダイレクトメッセージも搭載されているので、他の人に知られることなく、簡単に勧誘することも募集しやすい理由になります。

知り合いから流れてくることも

友人などから「知り合いが高収入バイトを募集している」といった理由で誘ってくることもあります。


ここの注意点が「紹介してきた友人が闇バイトかどうかを把握しているのか?」という点です。


「友人の頼みだから」という理由だけで参加したら「犯罪性の高い闇バイトだった」というのはよくあるパターンです。

実は交際相手が組織の一員だった

これは女性が陥りやすい状況ですが「交際している相手が実は闇バイトを仕切っている人間だった」というのも以外に多いです。


交際相手からの頼まれごとになるので、信用していることから疑うこともなく、言われたとおりに行動していたら警察に捕まった実例があります。

闇バイトの危険性やリスクについて

闇バイトに手を出すことは、多くの危険やリスクを伴います。


たとえば、闇バイトは非合法な活動に関与する可能性が高いため、法的なリスクがあり、参加していることが発覚すると逮捕や刑事訴追の対象になる可能性があります。


また、法律に違反する行為に関与することは、罰金や懲役刑などの重い法的制裁を受けることになります。

一度手を出すと抜けれない危険性もある

闇バイトの多くは犯罪なので「やめたい」と言っても簡単に抜けることはできません。


理由は単純で、やめさせたことで犯罪組織の存在が公になってしまい、闇バイトに関与している全員が逮捕される恐れがあるためです。


また、やめることを伝えると「学校に伝える」「家族や会社に伝える」などの脅しを言われ「バラされたくないなら次もお願い」と、やめれない状況に陥ります。

バレたら最後、人生を棒に振ることになる

ちなみにですが、闇バイトをやめれた人のなかには「組織が捕まってやめれた」という人も多いです。


しかし、自分も犯罪に加担しているので、当然ですが参加しただけでも、実行犯として実刑判決を受ける可能性が高くなります。


もちろん、実刑判決や逮捕などの報道が出れば、本名や住所もバレますので、闇バイトの組織から抜け出せたとしても、犯罪者としての経歴が消えることはありません。


闇バイトというのはあくまでも実行役を募るための手段です。
結果としてどのような犯罪に加担したかで刑罰が決まりますので、アルバイト感覚でやったとしても、その当事者に重い実刑が科されます。

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