ブログSEO対策とは、ブログを作成および更新して検索エンジンのランキングを向上させる方法で、ブログで集客すために必須の施策になります。
本記事ではブログSEOに必要な対策を詳しく解説していきます。
ブログSEO対策をする前の準備

まずは事前準備として下記のことを終わらせましょう。
- ジャンルを決めてキーワードを調査し整理する
- ブログの想定読者を設定する
- ゴールを設定する
要するに、誰に向けて何を提供するのか明確にするということです。ここが疎かになっているとSEO対策しても失敗する可能性が高いので準備しておきましょう。
ジャンルを決めてキーワードを調査し整理する
ジャンルが決まっていない人は誰に向けた内容なのかを明確にするためにブログのテーマを確定させてください。
ジャンルに関してはこちら»ブログのジャンルが決まらない人向けに簡単な決め方の解説を参考にしてください。
ジャンルが決まったら今度は読者が消費したいコンテンツを見つけるためにキーワードを調査していきます。キーワード調査は大変な作業になりますが、ブログの設計図として全体を把握するために最初に整理しておきましょう。
初心者向けにキーワードの調査から整理はこちら»【いきなり書くのはNG】ブログの1記事目の書き方を徹底解説をチェックしてください。
ブログの想定読者を設定する
想定読者とは、ある文章や記事を書く際に読む人物像をイメージしておくことを言います。そして、キーワードごとに全て想定読者を設定します。
自分自身を想定読者にすると分かりやすい
自分自身を想定読者とする方法がいい練習になります。たとえばですが、この記事を読んでいる「目的」を考えてみましょう。
「ブログのSEO対策が知りたい」「アクセスを上げる方法が知りたい」などが出てくると思いますが、なぜそれらを知りたいのかというと「ブログで稼ぎたいから」だと思います。このように、想定読者を考えるときは「なぜ?」考えてみてください。
想定読者を設定することで、伝えるべき内容や表現方法が明確になり、より理解しやすい記事を作ることができます。
想定読者は深堀りしてメモに残しておきましょう。繰り返しですが「なぜあなたのブログを見るのか?」を考えてみましょう。
ゴールを設定する
ブログで収益を考えている人は特にですが、本格的なSEO対策を学ぶ前に「ゴール」を設定しておきましょう。
ゴールとは、読者に購入してほしい商品やサービスのことですが、ここが明確になっていなにも関わらずブログを更新すると的外れになってしまう可能性が高くなります。
SEO対策の目的は「上位にランクインし読者の行動を促す」というのがあるはずなので、繰り返しですが、「誰に向けて何を提供するのか?」を明確にするためにもゴールを決めておきましょう。
検索エンジン向けにコンテンツを最適化する7つのSEO対策

ブログSEO戦略はオーガニック検索結果を改善するための網羅的な計画であり、長期的に取り組むことになります。
Googleでランク付けされるには、平均で3〜6ヶ月かかる場合があり、戦略がなければブログに投資する時間が無駄になりますし、SEOの向上も見られないこともありますので、早い段階でブログSEO対策に取り組みましょう。
説得力のあるタイトルを決める
タイトルはSEOに大きな影響を与えますので下記のポイントを押さえながら決めてください。
- ページの主題を正確に表す
- キーワードをタイトルに組み込む
- ユニークであること
- 読みやすさを重視する
ブログのタイトルを書くときは、感情に訴える言葉を使用しつつ32〜40文字以内にしキーワードを含めるようにしてください。
タイトルはタイトルタグと言われるHTMLの一種で構成されており、そのWebページでどんな情報が記載されているのか簡潔にまとめ、検索エンジンやユーザーに伝える役割があり、 SEO対策において非常に重要度の高いタグのため、上位表示を狙うなら必ず適切なタイトルをつけてください。
SEOライティングを意識する
SEOライティングとは、Googleなどの検索エンジンで上位表示されるようにコンテンツを作成するプロセスです。
- 検索エンジンではなく読者のために書く
文章の表現をシンプルかつ明確にする
目的や内容を明確にする
読者が理解しやすいように適切な表現を使う
高品質なコンテンツを作成するために重要なことなので上記のポイントは押さえておきましょう。
読者が知りたいことにフォーカスし、その目的を達成するために分かりやすい構成にすることで、結果的に検索エンジンに最適化された記事を公開することができます。
記事にキーワードを適切に挿入する
検索結果で上位に表示されるように、キーワードを最適な場所に組み込んでください。
キーワードを含める場所
- タイトル
- 見出し
- 本文
- URL
キーワードを適切に組み込むことは重要ですが、キーワードの詰め込みでペナルティを受ける可能性があるので、自然で読みやすい文章構造にすることは忘れないでください。
とはいえですが、読者の役に立つことに集中すれば重要なキーワードを自然に最適化できます。
読者の問題に対する答えを網羅する
ブログSEOはキーワードを含めるだけではありません。読者の質問に確実に答えないといけませんので、キーワードに対する「読者の悩み」を徹底的に洗い出して答えを用意してあげましょう。
文字数の疑問について
SEOをやっていると「文字数が多いほうがSEOに有利です」といったことを目にすると思いますが、2022年では文字数は順位に影響しないと言われています。
では、なぜ文字数の話題が出るのかと言うと、「読者のニーズを網羅すると必然的に文字数が増える」ということです。
しかし、文字数が少ないにこしたことはないので、できるだけ短い文章で分かりやすく的確に書くことは意識してください。
SEOに最適化された画像を追加
画像は記事をより理解しやすいものになりますのでテキストだけでなく画像も活用してみましょう。
画像を挿入するときの注意点
- 圧縮して軽量化する
- 代替テキストを含める
ファイルサイズはかなり重要でページの速度に影響し、ランキングに影響を与える可能性がありますので圧縮してください。
次に、検索エンジンは人間と同じように画像を見ることができないため、代替テキストで検索エンジンに画像の内容を伝えます。これにより、検索エンジンの画像結果ページでランク付けされるようになります。
関連する記事へ内部リンク
自分の記事にリンクすることを内部リンクと言い、検索エンジンにコンテンツの有効性や関連性を示すのに役立ちますのでランキングにプラスの影響を与える可能性があります。
内部リンクの使い方は、たとえば「SEO対策」について記事を書いていると「タイトルの付け方」の話題が出たとします。このときそのまま「タイトルの付け方」を網羅的に解説するよりは、「タイトルの付け方」というキーワードで新たに記事を書き、内部リンクとして飛ばすほうが効果的になります。
内部リンクは訪問者がより多くの情報を取得できるようにすると同時に、Googleから高評価を受ける可能性が高まるので適切に配置していきましょう。
メタディスクリプションの最適化
メタディスクリプションは検索結果に表示される追加のテキストで、読者に記事内容を簡単に知らせることができますし、検索エンジンのクローラーにページの概要を把握させることができます。
メタディスクリプションは、探しているものかどうかを判断するために必要な情報を検索者に提供し、最終的にクリックするかどうかを決定するのに役立ちますので必ず設定しておきましょう。
メタディスクリプションの最大長は、現在はPCで120文字、スマホで60文字程度と言われていますので、文字数をオーバーしないようにキーワードを含めながら設定してください。
メタディスクリプションに設定したキーワードが検索に引っかかることもある

メタディスクリプションには読者にとって使いやすい (説得力があり関連性がある) だけでなく、ランク付けしようとしているキーワードを含めながら設定してみましょう。
ブログに影響を与える4つの要因

ブログの内容がSEOに関係していることは明らかですが、Googleアルゴリズムの更新により明確なことは誰にも分かりません。しかし、いくつかは明らかになっている部分もありますので、ここでは初心者が押さえておきたいブログのSEOに直接的または間接的に影響を与える上位の要因をいくつか紹介します。
滞在時間
滞在時間はGoogleにとって間接的ですが重要な要素です。
滞在時間とは、読者がブログのページに滞在する時間の長さで、検索画面でクリックした瞬間からページを離れる瞬間までが滞在時間と見なされます。
この指標はGoogleなどの検索エンジンに、コンテンツが読者にとってどれほど価値があるかを間接的に伝えており、ページの滞在時間が長いほど評価が高くなるのは当然です。
ただし、この指標がSEOの間接的な指標であるのには理由があります。というのも、ブログは読むのに1〜2分しかかからない短い記事の場合があるからです。
ページ速度
ブログのページ速度はSEOに影響を与える可能性がありますので、不要なコードやプラグインの使いすぎ、高画質な画像や動画はブログの速度低下の要因になりますので削除するかリサイズして軽量化してみましょう。
不要なものを削除するとページ速度が向上しSEOに有利となります。
モバイル対応
Google検索トラフィックの半分以上はスマホからになることがほとんどで、ブログをモバイル向けに最適化することはSEO指標に影響を与える要素です。
しかし、「ブログをモバイル向けに最適化と言われても何をすればいいの?」となると思いますが、 WordPressのテーマはほとんどモバイルフレンドリーになっているため、難しく考えないでWordPressのテーマを利用していれば問題ありません。
モバイルフレンドリーのチェックはグーグルサーチコンソールで確認できます。
最新のデータ
最近のデータは、SEOのもう1つの間接的なランキング要因であり、訪問者に適切で正確な情報を提供することで読者満足度を向上させます。
そして、Googleは的確な情報を読者に伝えることを重要視していますので、最新データかどうかはSEOに影響すると考えています。
たとえばですが、訪問した記事が2018年に公開している記事を見たら「情報が古いから正確ではない」などの理由からページを離れる人は多いと思いますので、最新のデータを使って文章を書くことが有効であると考えられます。
その他のブログSEO対策:無料ブログは使わない

無料ブログはSEOに不利なので有料ブログであるWordPressは必須になります。
検索上位に無料ブログはいない
実際に検索上位をチェックしてもらえば分かりますが、上位表示に無料ブログはいません。芸能人の名前で検索すればアメーバブログが出てくるかもですが、キーワードで出てくることはほぼないです。
無料ブログは「サービスが終了する可能性がある」「自動で広告が入り収益は貰えない」「Google AdSenseの審査に通らない」「SSL化に対応していない」などのデメリットがありますので使わないことをおすすめします。
また、無料ブログで始めて「アクセスが集まったらWordPressに移行しよう」と思っているかもしれませんが、これはマジでやめておきましょう。かなり手間ですし、仮に検索上位に入っている記事があっても引き継げません。
有料とはいえ年間12,000円程度
「無料があるのにもったいない」と思う気持ちは理解できますが、有料ブログといっても年間12,000円ぐらいのもんです。
年間12,000円なんてブログに取り組めば回収することはできますので、そこまで気になる金額ではないですよね。
繰り返しですが、無料ブログではかなり厳しいことになりますので必要経費としてWordPressを準備しましょう。
WordPressを使うにはサーバーやドメインが必要なので、初心者にとって難しく感じるかもしれませんが、年々サービスが向上し簡単にセットアップできます。
WordPressの始め方はこちら»WordPressでブログを始める手順から初期設定の方法をチェックしてください。1時間もあれば完了します。